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提言

信濃町キャンパスのネットワークの特殊性2020-21

信濃町ITC所長:中川 種昭


信濃町ITC所長を拝命して13年が経過しました。“IT素人だから”という言い訳も通じないほどの長い期間となりましたが、実際にはあまり進歩のないままこの立場を頂戴し続けています。医学部の教学機能を中心に、看護医療学部、薬学部の臨床実習へのネットワーク支援を行っており、新しく事務長となられた大貫さんを中心とした有能なスタッフの皆様に支えていただき、円滑な運営ができていることを有り難く思っています。私の就任時からのテーマである、“キャンパス内のどこでも無線LAN”は、セキュリティの厳しい本キャンパスにおいても達成されたものの、教育内容の変化からくる各教学施設のパワーアップの要請や、病院内における教学用無線LANのパワーアップの課題が未だ残されています。

昨年の3月ごろから問題となっている新型コロナウィルスの影響による社会状況の大きな変化は、私たちとITのあり方を大きく変え、Zoomを利用したWEB授業が主となっています。録画撮影用のスタジオも準備されて、アーカイブ形式のものがほとんどとなりました。教職員は,Zoomを用いた遠隔会議が主流です。また、多くの学会は会場とWEBのハイブリッド開催を模索して実践しています。そして、執筆時点において、まもなく1年延期された東京オリンピック2020が開催されます。

病院は、これからAIホスピタルとして機能を高めていくことになりますので、病院システム部と協力をしながら、ITCができる仕事をお手伝いできればと思っています。

ITCへの期待がこれまでのネットワーク接続から、そのネットワークを用いたソフトの供給や使い方のアドバイスなど、多岐に渡ってきているのを感じます。今後もさらなる無線LANの充実、変遷する医学、薬学、看護学教育へのITサービスの充実、そして病院への貢献をして行く中で、次世代の皆様が使いやすい情報を提供できるように、その下支えを行っていく所存です。毎年繰り返し書かせていただいていますが,そのためには、ITCの専任職員の方の増員を含めた、人的配置の充実を塾執行部の方にお考えいただきたく切望しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

最終更新日: 2021年10月4日

内容はここまでです。